​戸倉でほねつぎが云々。

千曲市戸倉のとたに接骨院公式ブログです

怪我や症状の事、業界の事、どーでもいー事、いろいろ云々と言っていきたいと思います

お薬のお話vol.4「傷を治すために必要なこと」

最終更新: 6月3日

千曲市戸倉のとたに接骨院です。


お薬のお話もいよいよ最後です。


傷を治すためには何が必要なのか?とゆーお話です。


前回の記事では

「薬を飲むのは絆創膏貼るようなものだよ」

ってゆー話をしました。



痛み止めの役割は痛みを抑えることであって、傷そのものをどーこーするものではありません。

じゃあ傷を治すためにはどーすりゃいーの?って事ですよね?


ここで考えなきゃいけないのが

「なぜそこに傷があるのか?」

とゆー事なんです。


これ別に「そこに山があるから」的なものではなくてですね、要するに傷ができる原因を考えるとゆー事なんですね。


組織に傷がついた結果、炎症が起きます。

「じゃあなんで傷ついたの?」

って事なんですよ。


体の組織が理由も無しにいきなり壊れる事はありません。

必ず原因があるはずなんです。


僕は診察をするときに必ず「なぜ痛くなったのか?」という事を聞きます。

その答えとしてよく

「理由は何もない」とか「原因無く痛くなった」などと云々。

これは単に「原因を自覚していない」だけなんです。


ではその原因とは何なのか?


それは

「侵害刺激」

です。


整形外科疾患による痛みは、ほぼすべて侵害刺激が原因です。

(侵害刺激についての詳しいお話はこちらからどうぞ。)


急性の怪我だろうが慢性的な痛みだろうが、侵害刺激によって組織を損傷し、痛みによってそれを知らせてくれているのです。


激しく捻ったり、強くぶつけたりしなくても、組織は損傷します。

「ピン」と来ない方も多いと思いますが、一度では損傷しない弱い侵害刺激でも、同じ場所に繰り返し刺激が加わることで徐々に組織が損傷することもあるのです。


また身近な事例で例えてみましょう。

蚊に刺されたことありますよね?

痒いですよね~?

痒いとやっぱり掻いちゃいますよね~?

掻きすぎると血が出ちゃいますよね~?


でもついつい掻きすぎちゃって血が出ちゃった・・・


こんな経験、あると思います。


一度では皮膚に傷がつかなくても、繰り返し掻くことで徐々に皮膚を傷つけるのです。


これは皮膚だけではなく体中どこでも起こります。


一発で組織を損傷するような強い侵害刺激であれば「ぶつけたときに~」とか「あの時グキッと~」とかがはっきりしていますが、日常的に行っている動きや姿勢の中にも原因となる侵害刺激は潜んでいるのです。


じゃあその侵害刺激が加わる動きや姿勢は何なのか?

分からないから困るわけですよね?


安心して下さい。分かりますよ。


どの動きや姿勢が原因なのか、見分けるポイントはたった一つです。


皆さんよ~く思い返してください。

「この姿勢になると痛いんだよな~」とか「あの作業した後に痛みが強くなるんだよな~」ってことありません?


はい、それです。


つまり「その時痛いかどうか」とゆー事です。


痛いって事は炎症が起きている場所に侵害刺激が加わっているという事なんです。

痛みを伴う「動き」や「姿勢」こそが、痛みが起こる原因である「侵害刺激」なんです。


その侵害刺激が加わり続ける限り、痛みは取れません。

いくら薬で炎症を抑えたとしても、侵害刺激による痛みは抑えられませんし、せっかく体が修復しようとしていた傷口がまた開いてしまいます。


かさぶたを掻きむしってまた血が出た経験がありますよね?

そしたらまたそこにかさぶたが出来ます。

そのかさぶたをまた掻きむしれば、また血が出て新しいかさぶたが出来ます。

これを繰り返していたらどうでしょう?

この傷は一生治りません。

その経験から、皆さんは「かさぶたは掻きむしっちゃダメ」とゆー事をご存じのはずです。


痛い動きを繰り返すという事は、かさぶたを掻きむしり続けるとゆー事と同じなんです。


だからいくら薬で炎症を抑えても、侵害刺激が加わり続けていればずっと痛いのです。


これは神経障害性疼痛にも同じことが言えます。


神経障害性疼痛とは、「何らかの原因」で神経が傷つくことで起こる痛みです。

その「何らかの原因」のほとんどが侵害刺激なのです。


多くの整形外科疾患に対して、リリカ®が有効ではない理由はまさにそこにあると、僕は考えています。


リリカ®は簡単に言えば、神経の興奮を抑える薬です。

興奮している原因は神経に出来た傷です。

傷があるから神経が興奮しているのです。


ではその傷がなぜできるのか?

それは日々の生活の中で神経に対して繰り返し加わり続ける「侵害刺激」が原因です。


帯状疱疹後神経痛や糖尿病性末梢神経障害は病気が原因で神経に傷が出来ています。

脊髄損傷後疼痛はその名の通り脊髄を損傷した後に起こる神経線維の病変により起こります。


これらの3疾患に共通して言えるのは

純粋な神経障害性疼痛である

とゆー事です。


だから神経の興奮だけを鎮めれば痛みは和らぐのです。


しかしリリカ®に侵害受容性疼痛を緩和する効果はありません。

そして神経に出来た傷を修復する効果もありません。


日々の生活で神経に対して侵害刺激が加わり続ければ、これもかさぶたを掻きむしり続けるのと同じなんです。

また傷が出来れば、また神経が興奮して神経障害性疼痛が起こります。

結果として薬を飲み続けても痛い。

そして傷のない神経の興奮も抑えられて強い副作用が出る。


これが整形外科疾患による神経障害性疼痛に対して、リリカ®があまり有効に働かないメカニズムだと思います。




つまり侵害受容性疼痛だろーが神経障害性疼痛だろーが

侵害刺激が加わる動きや姿勢を制限しない限り、一生痛みは取れません。


だからよく整形外科とか接骨院とかで言われるじゃないですか。

「安静にしてください。」

って。


でもそれだけだったら「ただじっとしとけ」って言われた気になりますよね?


大事なのは

何故安静にする必要があるのか?

何をしてはいけないのか?

何をしていいのか?

何に気をつければいいのか?

をきちんと説明する事だと思うんです。


でもいろんな方から話を聞くと、あまりそーゆー説明を受けたことがないらしいんですよね~。

何故説明しないのか僕には理解できません。


時間かかって面倒くさいのか。

或いは自分でもよく分かっていないのか・・・(いやまさかね~)


原因となる動きや姿勢は、疾患やその人の生活習慣によってそれぞれです。

だから仕事内容や生活のリズムなど、細かく話を聞いて総合的に判断する必要があります。


ただ薬だけ飲んだって傷は治りません。

ただ揉んだって傷は治りません。

ただ運動したって傷は治りません。


最も重要なのは

「いかに侵害刺激を排除するか」

とゆー事なのです。



いかがでしたか?

今回のお話はすべての整形外科疾患に対して共通して言えることだと思います。


なので僕が仕事をするうえで最も重要視していることを云々と言いました。



・・・ん?

・・・ってことはもう云々言うネタ無くなっちゃった?


安心して下さい。ありますよ。

などと云々。


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