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​戸倉でほねつぎが云々。

千曲市戸倉のとたに接骨院公式ブログです

怪我や症状の事、業界の事、どーでもいー事、いろいろ云々と言っていきたいと思います

お薬のお話vol.2「そのクスリ、ホントに効く?」

更新日:2021年1月21日

千曲市戸倉のとたに接骨院です。


前回の続きです。



今回は痛みの種類と効果的なお薬についての云々です。


ちなみに久光さんからはまだ連絡は来ません。



 

私たちの生活の中には様々な痛みがありますが、まずはその種類について云々言います。


接骨院や整形外科で出会う痛みのほとんどが、大きく2種類に分類されます。


1.侵害受容性疼痛(シンガイジュヨウセイトウツウ)

2.神経因性疼痛(シンケイインセイトウツウ)


この2つです。


他にも「心因性疼痛」と言うのもあるんですが、心療内科や精神科の領域に入ってくるのでここでは省きます。


1.侵害受容性疼痛

これは侵害受容器を介して脳に伝えられる痛みの事です。

・・・はい、説明しましょうね。


侵害受容器というのは、簡単に言うと神経の先っちょについているセンサーのようなものです。

そのセンサーが周囲の状態を感知して脳に伝えているんですが、そのセンサーが脳に伝える痛みの事を「侵害受容性疼痛」と呼びます。


そしてその中でも「侵害刺激による痛み」「炎症性の痛み」に分類されます。


「侵害刺激」というのは、「侵害」つまり外部から攻撃を受けるという意味で、刺激を受けたことにより組織が壊れる危険をセンサーが感知し、脳に知らせるための痛みの事を「侵害刺激による痛み」と呼びます。


「炎症性の痛み」というのは、組織が壊れた際に起きる炎症をセンサーが感知して、脳に知らせるための痛みです。


つまり・・・

グキッ!!
グキッ!!

っとなった時に

「あぁぁそんなに引っ張ったら靭帯が切れちゃうよぉぉ‼‼‼」

が「侵害刺激による痛み」で

前距腓靭帯断裂
前距腓靭帯断裂

こうなって

「ハイここ切れましたよ~切れてますよ~」

の痛みが「炎症性の痛み」です。


要するに侵害受容器が脳に伝える「危険信号」の事を「侵害受容性疼痛」と呼ぶわけです。



2.神経因性疼痛

「侵害受容性疼痛」がセンサーの周りで起きていることを脳に伝えているのに対して、この「神経因性疼痛」は読んで字の如く、「神経そのものに発生した異常」によって起こる痛みです。


そしてこれもやはり2つに分類されます。

「一過性の異常による痛み」と「神経障害性疼痛」です。


「一過性の異常」とは、長時間正座をしていて足が痺れた経験があると思います。

しばらく動けませんが時間が経てば元に戻りますよね?

あれです。


「神経障害性疼痛」は最近テレビなんかでも耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

これは神経自体が病変を起こしたり、損傷したときに発生する痛みです。

一般的に「神経痛」と呼ばれるものがこれですね。


神経が傷つくことで、神経が痛みを伝達する為に作られる物質が過剰に作られます。

その結果、痛みを伝達する神経が興奮状態になり痛みが発生するという仕組みです。