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​戸倉でほねつぎが云々。

千曲市戸倉のとたに接骨院公式ブログです

怪我や症状の事、業界の事、どーでもいー事、いろいろ云々と言っていきたいと思います

腰痛vol.2「なぜコルセットを着けるのか?」

更新日:2020年6月3日

千曲市戸倉のとたに接骨院です。


引き続き腰痛の云々です。

前回は「誇大広告に惑わされるな!」という内容でした。




今回はコルセットについて云々言いたいと思います。



 

腰痛を経験した方なら一度は使ったことがあるのではないでしょうか?

中にはいくつもコルセットを持っている方もいるでしょう。

コルセットの話題になると必ずと言っていいほど聞かれることがあります。


「コルセット着けるとかえって良くないんでしょ?」などと云々。


いやこれホントよく聞かれるんですよ。


接骨院と整骨院って何が違うの?」より聞かれるかもです。




僕はこう答えます。


「いやいやそんなことないよ」


良くないなら存在する意味分かんないですからね。


それではコルセットをつける意義をご説明しましょう。

ここでは整形外科的な疾患による腰痛についての一般論としてお話します。


腰が痛いとゆー事は、腰に何らかの炎症が起きているとゆー事です。

炎症が起きているとゆー事は、少なからずそこに組織の損傷があることを意味します。

その傷んだ組織に刺激が加わることで痛みが生じます。


どこに炎症が起きているかによって、痛みが生じる条件は違います。

どの方向に動くと痛いか。

どの座り方が痛いか。

どの角度で寝ると痛いか。

症状の程度によってもバラバラです。


しかしヘルニアだろーが狭窄症だろーが何だろーが、この痛みが生じるメカニズム自体は基本的には変わりません。


ではコルセットを着けるうえで最も重要な効果は何か?


それは「固定」です。


腰の動きを制限する事によって、傷んだ組織に刺激を加えないようにするとゆー事です。


腰椎モデル
腰椎モデル

腰の構造をざっくりモデル化した模型がこちらです。

腰を固定するとゆー事は、この腰椎を固定するとゆー事です。


勘のイイ方はこの画像を見て「ピン」とくると思います。


上半身はこんなに細い柱で骨盤に乗っかっていて、この細い柱を周りの筋肉で支えているのです。


腰椎と腹筋の間には内臓があるため、骨による支えがないんです。

そりゃ痛くなるわって思いません?

・・・ん?思わない?じゃいーや。


ここで一つ疑問が湧きます。


「コルセットで本当に固定できるの?」


コルセットって割と柔らかいものが多いし、腰椎に直接巻けないんじゃあまり固定にならないんじゃない?って思いません?

・・・ん?思わない?じゃいーや。


確かに、コルセットが直接腰椎を固定するわけではありません。

では何故、コルセットを巻くと腰椎が固定できるのか。


それは

「腹圧が上がるから」

です。


・・・わからないですよね?


「腹圧」とは文字通りお腹の中の圧力です。

先程、腰椎と腹筋の間に内臓があると言いましたよね?

内臓と言ってもいろいろありますが、多くの内臓たちは「腹膜」という風船のような膜の中に入ってます。


腹圧が上がると、中の風船が圧迫されます。

風船が圧迫されると、そのすぐ後ろにある腰椎にギューッと押し付けられます。

コルセット効果
コルセット効果

ざっくりとこんなイメージです。

つまり押し付けられた腹膜の圧によって腰椎を圧迫して固定するとゆー事です。


どうしても「固定」と言うと「がっちり固める」とイメージすると思います。

しかしここで言う固定はむしろ

「がっちり支える」

とゆーイメージの方がしっくりくると思います。


ご理解いただけましたでしょうか?



コルセットを着けたがらない人の理由は必ずと言っていいほど

「だって邪魔なんだもん」

です。


でしょーね。

動きを邪魔するために着けるんだから当然です。

まったく邪魔にならないコルセットなんてそれこそ無意味です。


痛みが出ないように自分で動きをコントロール出来れば、別にコルセットは必要ありません。

でもみんなそれが出来ないからコルセットを着けるのです。


傷が刺激され続ければ、傷んだ組織は治りません。

それどころか傷が広がり炎症を悪化させる危険もあります。


傷が修復するまでの期間を、いかに痛みを感じずに過ごせるか。

それが早く腰痛を治す最高の近道なんです。



ここまで腰痛を「治す」ことについて云々言ってますが、腰痛を「予防」するうえでもコルセットは非常に重要です。


腰を痛める危険のある動きをあらかじめ制限する事によって、腰痛そのものを未然に防ぐとゆー事です。


痛い時にどーするかが非常に大事なのは言うまでもありませんが、どーしたら痛くならないかを考えることも同じくらい重要なのです。


「いつもこの作業すると痛くなるんだよなぁ」などと云々。

「この作業」をするときにコルセットを着けていれば予防できる可能性があるのです。


痛くならないなら、それに越したことはありませんからね。



ではどんなコルセットを着ければいいのでしょうか?

次回は適材適所のコルセット選びについてお話します。

などと云々。


〈続きはこちら〉

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