千曲市戸倉のとたに接骨院です。
前回に引き続き膝に水が溜まるお話です。
注射で抜いた方が良いか、否かというお話でした。
正解は?・・・
そう。
「どっちでもいい!!」
でしたね?
今回はその回答についてさらに詳しく云々と言おうと思います。
ではまず、関節包の中に水が溜まるプロセスについて簡単にご説明します。
そもそも正常な関節にも「滑液」と言う水があるというお話は前回しましたね。
役割はその名の通り潤滑油です。
ではなぜ潤滑油が増えるのか?
それは「滑液」を分泌する「滑膜」(関節包の内側の層)に炎症が起こり「滑液」を分泌する働きが促進されるからです。
「ん?」ですよね?
もうちょっと噛み砕きましょう。

膝が痛い人はたくさんいると思います。
でも一口に膝が痛いといってもその原因は様々です。
半月板を痛めている人もいれば、変形性関節症で関節軟骨を痛めている人もいます。
その症状は様々ですが、皆さんに共通している症状は
「痛み」
です。
ポイントはこの痛みなのです。
「痛い」ということはそこに「炎症」が起きているという事です。
「炎症」が起きているという事は、その組織が少なからず損傷しているという事です。
水が溜まる多くの方が、「痛み」を我慢しながら生活しています。
「痛み」の出る動きや姿勢を繰り返すという事は、
傷口に塩を塗りながら
生活しているようなものなのです。
「痛み」というのは患部から発せられる言わば「危険信号」なのです。
その信号が無視され続ければだんだん信号自体が強く発せられるようになります。
つまり炎症が強くなったり、広がったりするわけです。
最初は滑膜以外の組織が炎症を起こしていたとしても、その炎症が滑膜にも及んで滑液をいつも以上に分泌し、水が溜まるのです。
つまり「原因」(=炎症)があり、その「結果」として水が溜まるのです。
ではどう対処するのがベストなのでしょう?
ではここで例え話を一つ。