千曲市戸倉のとたに接骨院です。
最近巷で増え続けている接骨院ですが、看板やホームページなんかで
早期復帰
とゆーキーワードが多い気がします。
「他院で全治2ヶ月と診断されましたが1週間で復帰できました!」などと云々。
「試合の直前に怪我をしましたが○○先生のおかげで試合に出ることが出来ました!」などと云々。
「患者様の声」的なところにこんなようなことがよく書いてありますね。
これだけ見たらなんかすごく革新的な治療法があるみたいに感じますよね?
まるで魔法のように早く怪我が治せるみたいに見えますよね?
最近の風潮として
早期復帰=正義
とゆー考え方が多いように思います。
つまり
何を差し置いても早期復帰することが一番
とゆー考え方ですね。
果たして本当にそうでしょうか?
もちろん怪我が早く治るに越したことはありません。
僕もいつだってなるべく最短で治る方法を考えます。
しかしですね、物事には道理とゆー物がありましてですね、2ヶ月かかってようやく治る怪我が1週間で治るとゆー事は
医学的にあり得ない
訳なんです。
じゃあ先程の「全治2ヶ月」が「1週間で復帰」は嘘なんでしょうか?
必ずしもそうとは言えません。
いやもう嘘なら論外ですけどね。
考えられる可能性は2つです。
まず1つ目は
「全治2ヶ月」が誤診だった
可能性です。
そもそも全治1週間の怪我を全治2ヶ月と診断してしまったとゆー事です。
これ別に珍しくも何ともありません。
「全治2ヶ月」程度の怪我だった場合ほとんどのケースで強い腫れが出ます。
骨折したり靭帯が切れると内出血するので見た目に分かるような腫れが出ますが、怪我をした直後だとあまり腫れないんです。
画像ではっきりわかるような骨折であれば見落としませんが、それもはっきりしない場合は本人の痛みの訴え方も考慮しなくてはなりません。
しかし痛みって主観100%なんで人によって訴え方が全然違うんですよ。
めちゃめちゃ痛がってた割には翌日何ともなさそうだったりすることもしばしばです。
なので怪我した直後に診断するのは実は結構難しいんです。
つまりこの場合は
「全治2ヶ月」ではなく「全治1週間」だった
ってだけの事なので別に問題ありません。
ちゃんと治ってるわけですから。
しかし問題は2つ目の可能性です。
実際に想定される怪我に例えてみましょう。
以前に云々言っていた足の捻挫の場合です。
足を捻った時に最も傷めやすい前距腓靭帯が切れているか、付着部のくるぶしを剥がして骨折していた場合、だいたい全治2ヶ月くらいなんです。
つまり・・・

こーして・・・

こーなってるか・・・
