2020年6月30日
最終更新: 2020年10月8日
以前こんな記事を書きました。
もう2年近く前の記事ですが、ちょっと内容的に薄かったので改めてしっかりと書こうと思います。
とゆー言葉を皆さんご存知かと思います。
テレビやラジオでも毎日のように流れてきますよね?
「骨盤の歪みによって腰痛が~」などと云々。
「骨盤の歪みを整えて肩こりが~」などと云々。
「骨盤の歪みを直してダイエット~」などと云々。
ネットで検索したら接骨院や整体院のホームページがわんさか出てきます。
なのでこの仕事をしていると特に耳にする機会が多いんですよね。
「骨盤矯正してもらえますか?」などと云々。
「骨盤矯正してもらってたんですが~」などと云々。
しかしちょっと待ってください。
皆さん
とゆー事で、医学的な解説を基に骨盤矯正について云々と言っていきたいと思います。
まずは骨盤の構造についてご理解頂きましょう。
骨盤とゆーのは
これです。
おなじみプロメテウス。
足の付け根からおへその下あたりにある、このデカいやつが骨盤です。
上段が男性で下段が女性です。
左は正面から見た図で右は上から見た図です。
ご存知の方も多いと思いますが、実は男女で骨盤の形が違うんですね。
ただ基本的な構造は同じです。
腰椎のすぐ下にある「仙骨」
さらに下にある「尾骨」
左右に大きく張り出した「寛骨」
この4つで構成されています。
つまり骨盤とは
とゆー事です。(はいここ重要)
では、骨盤の役割とは何でしょう?
まず1つは
です。
構造的に重要なのは腰椎を直に支えている仙骨と、それを環状に繋いでいる左右の寛骨です。
尾骨はまあしっぽの名残なんでおまけみたいなもんですね。
仙骨と寛骨はたくさんの靭帯で、寛骨同士は恥骨結合とゆー線維軟骨でぎっちぎちに留まっています。
こんな感じ。
仙骨を介して上半身の重みを支えなければいけないので、つなぎ目はめちゃめちゃ強固な連結をしています。
仙骨と寛骨の間を「仙腸関節」と呼ぶんですが、関節とゆーだけあって動きます。
が、ちょびーっとしか動きません。
ほんのわずかです。
環状になった骨盤の中は空洞になっているわけではなく、やはり靭帯や筋肉がネットのようにびっちりと張り巡らされています。
これは内臓をしっかりと支えないといけないからなんです。
背骨や肋骨には内臓を守るとゆー非常に重要な役割がありますが、骨盤にも当然臓器を守る役割があります。
硬い骨で中の臓器を守りつつ、間に張ったネットで下から支えているわけなんですね。
ここまでお話しするとふと疑問が湧いてきます。
そもそも
上半身を支える超強固な骨の塊が歪むってどーゆー状況?!
もし歪んじゃったら
「腰痛が・・・」とか「肩こりが・・・」とか
つなぎ目が歪んじゃったら骨盤がガタついて立ってられません。
内臓も下垂してしまうので腰痛・肩こり以外にも大小様々な不調が出てきてしまいます。
つなぎ目じゃないところで歪んでいたら、つまり骨自体が歪んでいたら・・・
骨盤骨々折は大量出血を伴うので命に係わります。
交通事故とか転落事故じゃないと起きません。
つまり
って事は
な訳なんですよ。
「ちょっと骨盤が歪んでますね~」などと云々。
そんな悠長なこと言ってる場合じゃありません!!
超強固な骨の塊が不良姿勢を続けたくらいで
もし仮に歪んでいるとしたならば
「着るだけで歪みが~」などと云々。
つまり結論としては
し
って事です。
でも確かに巷には「骨盤の歪み」とゆー言葉があふれていますよね?
じゃあこの「歪み」って何のこと?
実はそこには骨盤のもう一つの役割が大きく関わっているんです。
次回はその
と
についてご説明したいと思います。
などと云々。