足の捻挫vol.2「誤診されやすい3つの理由」

最終更新: 3月3日

千曲市戸倉のとたに接骨院です。


前回の続きです。



単なる足の捻挫が、実は靭帯断裂だったり、実は骨折していたりすることが多いというお話をしました。


今回は、足の捻挫が誤診されやすい理由についてご説明します。





その理由は、大きく分けて3つあります。



まず1つ目に、靭帯はレントゲンには写りません。


なので普通にレントゲンを撮影しても靭帯が切れているかどうかはまず分かりません。

「ストレス撮影」という、その靭帯が正常に機能しているかを判断する特殊な撮影方法でなければ、レントゲンで靭帯が切れているかを判断することはできないのです。


しかし残念なことに、この「ストレス撮影」はあまり行われないのが現状です。

「骨は大丈夫ですね」と言われて薬を出されて終わり、そんな話をよく聞きます。


「じゃあ骨折していれば見逃されないじゃん」と思ったそこのあなた!



実は2つ目の理由がここに隠れています。


レントゲンというのは、わかりやすく言えば「影絵」のようなものなのです。


皆さんも試してみてください。

スマホに懐中電灯の機能がありますよね?(無い人はホントの懐中電灯を使ってください・・・)

壁に光を当てて、ご自分のピースサインの影を映し出してください。


影の指は何本ですか?

「え?2本に決まってんじゃん」と思ったそこのあなた!


そのピースサインを、中指を軸にして90゜回してみてください。


・・・?!重なって何本かわからなくなったでしょ?!


これと同じような原理で、骨片(骨のかけら)が小さいと、重なって見えなくなるんです。


なのでそこに骨片があると想定して、「ATFL view」という特殊な角度で撮影しなければなりません。

しかしこれまた残念なことに、通常の撮影しかされずに見逃されてしまうというわけです。


恒例の「骨は大丈夫ですね」です。



そして3つ目。

実はこれが一番厄介かもしれません。


多くの方が後遺症を抱えている一方で、その事実を知らない方も多くいます。

だってこの話をしたら「・・・は?」ってなったでしょ?


この怪我は、きちんと治っていなくてもそれなりに痛みが無くなり、それなりに日常生活への支障は無くなり、それなりにスポーツへも復帰できてしまうという特徴があります。


そして怪我をした方は、「早く復帰する」ということが最優先事項になりがちです。

なので多くの治療家(整形外科医も含む)も、「きちんと治っていなくてもいい」あるいは「痛くなくなる=治った」と認識しているのです。


しかしこの怪我のほとんどがちゃんと治っておらず、後遺症が残ります。

これは研究論文などでもすでに明らかになっている「事実」なのです。


残念ながらその「事実」は、僕らの業界内にあまり浸透していません。

「数年後どうなるか?」を考えない、あるいは知らない人が多いということが、誤診されやすい最大の理由ではないかと僕は思っています。


正確に診断することを重要視していない、つまり「深く考えていない」人が多いのです。

後遺症がどの程度の症状なのか、それは個人差がありますので、出てからでないと分かりません。


でも軽症か重症かを問わず、「ほぼ出る」ことは分かっています。


だったら「出ない」方が良くないですか?

「出ない」で済むなら、それに越したことはないですよね?

一治療家としては、やはりそこを目指します。


僕はどんな怪我でも「正確な診断」こそが治療の第1歩だと思っています。

その正確性によっては、治療方針が180゜変わってしまうことすらあります。



「レントゲン撮っても見逃すんなら、そもそもレントゲン撮れない接骨院じゃもっと駄目じゃね?」と思ったそこのあなた!


それが接骨院でも正確に分かっちゃうんですこれが。


え?どうやるかって?

それは次回のお楽しみですよ。

などと云々。




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