2018年10月4日

接骨院と整骨院の違い。あと整体との違い。

最終更新: 2020年10月8日

千曲市戸倉のとたに接骨院です。

「接骨院と整骨院って何が違うの?」

こんな質問をよく受けます。

皆さんはこの違い分かりますか?

答えは「同じ」です。

どちらも「柔道整復師が施術を行う施術所」で、言い方が違うだけです。

「美容院」と「美容室」みたいなことです。

昔は「接骨院」か「ほねつぎ」という呼び方が一般的でした。

以前お話ししたように、接骨院とは怪我の治療をするところです。

「ほねつぎ」とは「骨接ぎ」の事です。

つまり昔は、「接骨院」=「折れた骨や外れた関節を元に戻す所」という認識がしっかりと定着していたという事です。

今はほねつぎって言ったら「?」って顔をされることもしばしばです。

「折れた骨や外れた関節を元に戻す」って、想像しただけでも痛そうですよね?

つまり「接骨院」=「痛い事をする所」みたいなイメージなんですよね。

別に痛い事ばかりじゃないので「もうちょっとソフトなイメージのネーミングはないかな?」と業界は考えます。

そこで「骨を接ぐ所」ではなく、「骨を整える所」という考えで「整骨院」という名前を使うところが増えたのではないでしょうか?

確かに「接ぐ」と「整える」では”中らずと雖も遠からず”な印象です。

しかしここでまた新たな問題が。

「じゃあ整体とは何が違うの?」問題です。

同じ「整」の字が入ってますもんね。

ただこれを聞かれると非常に困ります。

なぜなら、「整体」というものの定義が存在しないからです。

そもそも「整体師」という国家資格はありません。

つまり「整体師」が何をする人なのか、決まってないんです。

マッサージっぽいことをするところもあれば、ストレッチっぽいことをするところもあるでしょう。「骨盤矯正」やってるかもしれません。

だから「何が違うの?」って聞かれても、よく分からないんです。

(ちなみに、「マッサージ」が正式に認められているのは「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を持った人だけです。知ってました?)

前述の通り、昔は「接骨院」や「ほねつぎ」が正しく認知されていましたが、最近はほとんどできていません。

非常に残念なことに、同業者ですら正しく認識できていません。

怪我を診ない接骨院が増えてます。

「骨を接げない」ほねつぎが増えてます。

そりゃみなさんがわかんなくて当然ですよね?

とたに接骨院は、ちゃんとした「ほねつぎ」です。

怪我に強い、とたに接骨院。

どうぞお見知りおきを。

結局これが言いたかっただけです・・・

などと云々。

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