2019年6月5日

「骨ダイジョーブ」は大丈夫?

最終更新: 2020年10月8日

千曲市戸倉のとたに接骨院です。

今回は接骨院のあるあるネタについての云々です。


他院から転院してくる患者さんがよくこんなことをおっしゃっています。

「レントゲン撮ったけど骨は大丈夫ですと言われた。」などと云々。

「骨には異状ないから特に心配ないですよと言われた。」などと云々。

皆さんも聞いたり言われたりしたことあるんじゃないでしょうか?

いわゆる『「骨ダイジョーブ」だから大丈夫』理論ですね。(初耳)

「では痛みの原因は何なのか説明はありましたか?」と聞くと、ほとんどの方が

「えぇ~・・・いや特に・・・」などと云々。

・・・えぇ~っと、それ、何が大丈夫なんでしょうか?

怪我をしたときに

「骨折かな?」

「骨折だったらどうしよう」

と思う方も多いと思います。

でも痛いってことは

「骨はダイジョーブ」でも

「それ以外のものは大丈夫じゃない」

ってことですからね?

皆さんがなぜ接骨院や整形外科を受診するのか?

それは「痛みに困っているから」ですよね?

「痛みがある」とゆー事は「どこかが傷んでいる」とゆー事です。

重要なのは

「どこが傷んでいるのか?」

「なぜ傷んでいるのか?」

「どーすれば痛くなくなるか?」

とゆー事だと思います。

つまり『「骨ダイジョーブ」だから大丈夫』理論は、まったく的を射ていないとゆー事です。

だってこの理論、別の言い方をすると

「骨折以外の怪我はノーカン」

って事ですからね。

まったくもって意味不明です。

レントゲンは数ある画像検査の一つに過ぎません。

それはエコーやMRI、CT等の他の画像検査も同じことです。

しっかりと問診をして、触診や運動検査、徒手検査を行ったうえでどこに問題があるかを推測し、そこではじめて画像検査の意義が出てくるのです。

特にレントゲンやエコーは、どこが傷んでいるかある程度目星をつけてからでないとまったく意味無く終わることもしばしばです。

どんな検査も診る人や撮る人の技術や知識によって精度は格段に変わってきます。

つまり何が言いたいかとゆーと

「ちゃんと診られる人が診ないと、どんな検査をしても見逃しや見当違いがある」

とゆー事です。

医療機関を選ぶときにはどんな設備があるか以上に、ちゃんと診られる人がいるかどうかの方が重要なんです。

残念ながら受診前にそれを判断するのは難しく、受診してもなかなか判断することは出来ません。

なのでその判断をするにあたって

「診断を理論的に説明できるかどうか」

を基準にするといいかもしれません。

何故そのような診断に至ったのか、その根拠を症状や画像からきちんと説明できるかどうか?

その処置や対策が理に適っているかどうか?

いろいろ質問をしてみてきちんとした回答が得られるかどうか?

今巷には数多くの医療機関があります。

それもすべて人間のやる仕事ですから、その中で善し悪しがあるのは当然の事です。

その判断をするのは他でもない患者さん本人です。

ただ診断を鵜呑みにするのではなく、それが本当に信頼に足るものなのかどうか、その判断を患者さん自身がしなければなりません。

ですから皆さんが痛みでお困りの際は、整形外科だろーが接骨院だろーが、ちゃんと診られる人を選んで受診するように心がけてください。

それがご自分やご家族の健康を守ることにつながります。


他にも接骨院あるあるがあれば云々と言いたいと思います。

え?うちの子が怪我したらどこに連れていくかって?

しょーがないなぁみんなには内緒だよ?

ヒソヒソ(とたに接骨院です)

内緒だよ?

などと云々。

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